台湾Taiwan Semiconductor Manufacturing(TSMC)社は2020年10月15日、2020年度第3四半期(2020年7月〜9月)業績を発表した。
同期の売上高は3,564億3,000万NTドルで、前年度同期比21.6%増、前期比14.7%増となった。ウェーハ出荷量(300mmウェーハ換算)は324万枚で、前年度同期比18.6%増、前期比8.5%増となった。
営業利益は1,500億5,000万NTドルで、前年度同期比39.1%増、前期比14.5%増となった。純利益は1,373億1,000万NTドルで、前年度同期比35.9%増、前期比13.6%増となった。
地域別売上高構成比率は北米59%、中国22%、アジア太平洋10%、欧州・中東・アフリカ5%、日本4%となった。アプリケーション別構成比率はスマートフォンが46%、高性能コンピュイーティング(HPC)37%、IoT 9%、自動車 2%、デジタル家電 3%、その他 3%となった。

プロセス別比率は、5nmが8%、7nmが35%、10nmは0%、16nmが18%、20nmが1%、28nmが1%、40/45nmが8%、65nmが5%、90nmが2%、0.11/0.13μmが2%、0.15/0.18μmが7%、0.25μm以上が2%となった。同期から5nmプロセスの出荷が始まり、16nm以下の最先端プロセスが61%を占めることになった。

同期の設備投資額は34億2,000万米ドル、3四半期合計は140億5,000万米ドルとしている。総利益率は51.5〜53.5%、営業利益率は40.5〜42.5%と見込んでいる。
2020年度第4四半期は売上高が124億〜127億米ドルと予想している。為替レートは1ドル=28.75NTドルと設定している。