米インテルは、23日に決算発表の場で7nmプロセス製造の開発が予定より6ヶ月遅れている事を発表した。インテルのジョージ・デービスCFOは、インタビューに対して、7nmプロセス技術で「重要な欠陥モード」が見つかり、現在修正を行っていると説明した。
今後の見通しは、データセンタ向けGPU投入は2021年末から22年初めとなる見通しで、PC向け7nmチップは22年末から23年初め、データセンタ向け7nmチップは23年前半以降になるとボブ・スワンCEOは製品投入の見通しを述べた。
ボブ・スワンCEOは会見で「内部か外部のどちらで生産を行うかを巡り実際的な姿勢で検討し、内部で行うか、双方を組み合わせるか、必要なら完全に外注するか、という選択肢を維持したい」と述べた。
インテルでは最近アップルがインテル製プロセッサからARMベースの自社開発品に変更する発表する、ネガティブなニュースがあったばかりだ。TSMCへ製造を委託するライバルのAMD、ARMが現在シェアを伸ばす中、今後のインテルの判断が注目される。
インテルはこの発表のあと、株価を16%以上下落させた。
対してAMDは16%以上の上昇、TSMCも11%上昇させている。