ソニーは、世界初となるAI処理機能を搭載したインテリジェントビジョンセンサーを商品化する事を発表した。
イメージセンサーにAI処理機能が搭載される事により、高性能なプロセッサや外部メモリを必要とする事なく、高速なエッジAI処理や、必要なデータだけをAIが抽出することで、データ転送遅延時間の低減、プライバシーのコントロール、消費電力や通信コストの削減といったメリットを生み出せる。

このセンサーによって、今後はAI機能を実装したカメラの開発が可能となり、今後は小売業界や産業機器業界における多様なアプリケーションの実現や、クラウドと協調できるシステムの構築が可能となる。
ソニーはこの中での具体的な使用方法として、作業者やモノの移動を追うリアルタイムのトラッキングや、消費者の行動把握と分析、混雑の検出と分析、利用者のカウントや予測、トラッキングといった例を挙げている。

発売するAIイメージセンサーは、1/2.3型(対角7.857mm) 有効画素1230万画素のスペックを持つという。