米Applied Materials(AMAT)社は2023年2月17日、2023年10月期 第1四半期(2022年11月〜2023年1月)業績を発表した。
 第1四半期の売上高は67億3,900万米ドルとなり、前年度同期比7.5%増、前四半期比横這い(0.15%減)となった。営業利益は19億8,700万米ドルで、前年度同期比横這い(0.1%増)、前四半期比からは1.1%減となった。純利益は17億1,700万米ドルで、前年同月比4.2%減、前四半期比7.9%増となった。
 同社Gary Dickerson社長CEOは「AMATの成長を支えているのは、カギとなる技術転換に於ける大手顧客との緊密な関係、差別化された製品の受注残が多くあること、サービス事業の成長が、堅調な業績を支えている」としている。
 半導体製造装置事業の売上高は前年同期比13.0%増の51億9,200万米ドルとなり、パーツやサポート事業を行うAGS(Applied Global Service)事業の売上高は前年度同期比3.7%増の13億6,900万米ドルと前年度を上回った一方で、ディスプレイ&派生品事業の売上高は前年度から半減し1億6,700万米ドルとなった。
また、AMATでは同四半期には新製品として2種類のEB装置を発表している。
 次の四半期である2023年10月期第2四半期(2023年2月〜4月)の見通しは、売上高が64億米ドル±4億米ドル。うち半導体製造装置事業は〜48億4,000万米ドル、AGS事業が〜13億4,000万米ドル、ディスプレイ&派生品事業は1億6,000万米ドルを予想している。Dickerson社長CEOは「今年(2023年)も半導体市場の成長を上回る成長を目指す体制を整えている」としている。