米Micron Technology社は2021年9月28日、2021年8月期第4四半期（2021年6月〜8月）業績および2021年8月期通期業績を発表した。
21年8月期第4四半期の売上高は82億7,400万米ドルで、前年度同期比36.6％増、前期比11.5％となった。四半期としては同社史上2番目の売上となった。営業利益は29億5,500万米ドルで、前年度同期比で約2.6倍、前期比64.3％増。純利益は27億2,000万米ドルで前年度同期比約2.8倍、前期比56.8％増となった。
製品別売上高は、DRAMが全社売上げの74％にあたる60億9,100万米ドルで、前年度同期比39.4％増、前期比11.8％増となった。出荷量は前期比で一桁台前半の成長、平均単価は前期比で一桁後半の上昇となった。
NAND型フラッシュメモリの売上高は全社売上の24％にあたる19億7,100万米ドルで、前年度同期比28.8％増、前期比では8.8％増となった。四半期としては同社史上最高の売上高となった。出荷量は前期比で一桁台前半の成長を遂げ、平均単価は前期比で一桁中盤の上昇となった。

また、事業分野別売上高は以下のようになった。コンピュータ＆ネットワーキング（CNBU）の売上高は37億9,400万米ドルで、前年度同期比26％増、前期比15％増。モバイル事業(MBU）の売上高は18億9,200万円で、前年度同期比29％増、前期比5％減となった。ストレージ事業（SBU）の売上高は12億300万米ドルで、前年度同期比32％、前期比19％増。組込事業（EBU）の売上高が13億6,000万米ドルで、前年度同期比108%増、前期比23％増となった。
2021年8月期通期売上高は前年度比29.1％増の277億500万米ドル、営業利益が同2.2倍増（124.2％増）の76億6,700万米ドル、純利益が同2.2倍増（115.6％増）の69億7,600万米ドルとなった。設備投資額は99億2,200万米ドルで、前年度から17億6,800万米ドルの増額となった。
製品別売上高は、DRAMが前年度比38.1％増の200億3,900万米ドル、NAND型フラッシュメモリが同14.3％増の70億700万米ドルとなった。
事業分野別通期売上高は、CNBUが前年度比34％増の122億8,000万米ドル、MBUが同26％増の72億300万米ドル、SBUの売上高は同6％増の37億6,500万米ドル、EBUの売上高は同53％増の27億5,900万米ドルとなった。
2022年8月期第1四半期については、売上高76億5,000万米ドル±2億米ドルと予想している。2022年8月期通期の設備投資額は110億〜120億米ドルを計画している。