オランダASML Holding社は2021年4月21日、2021年度第1四半期(2021年1月〜3月)業績を発表した。同期売上高は前年度同期比78.8%増の43億6,390万ユーロとなった。このうちシステム販売の売上高は同97.5%増の31億2,880万ユーロ、サービス&フィールドソリューションの売上高は44.2%増の12億3,510万ユーロとなった。
製品別(光源別)売上高構成比率は、EUVが36%、ArF(液浸)が47%、ArF(ドライ)が2%、KrFが11%、i線が1%、検査・測定が3%となっている。台数ベースではEUV7台、ArF(液浸)が24台、ArF(ドライ)が4台、KrFが35台、i線が6台。また、新品売上台数は100台、中古装置売上台数は10台となった。EUV露光装置の販売先は、TSMC、Intel、SK Hynix、Samsungとなる。
アプリケーション別比率(システム販売)はメモリ22%、ロジック78%となった。地域別売上高は、韓国44%、台湾43%、中国15%、米国3%、日本1%となっている。
営業利益は同約3.8倍(275.8%増)の15億6,090万ユーロにまで拡大した。純利益は同約3.4倍増(240.9%増)の13億3,100万ユーロとなった。
2021年度第2四半期(2021年4月〜6月)の見通しは、売上高が40億〜41億ユーロ。このうち、サービスなどのインストールベースが9億ユーロと見込んでいる。総利益率は49%超を計画している。