世界半導体出荷統計(WSTS)は2022年秋季の世界半導体市場予測を発表した。2022年の世界半導体市場の成長率は、2021年の前年比26.2%増から、同4.4%増へと大幅に減速するものと予測されている。2022年は年初こそ2021年の流れを引き継いで好調が継続していたものの、2年あまり続いた在宅特需の一巡に加え、世界的なインフレの進行や中国のロックダウン、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化などが重なり、特に個人向けの電子機器需要が低迷した。一方自動車や産業機器用途は相対的に堅調で、半導体市場の下支えする要因となった。
2023年については前年比4.1%減と、2019年以来4年ぶりのマイナス成長が予測されている。2022年途中からの市況悪化の影響が継続し、特に年前半は半導体需要が低迷する見込みである。地域別にみるとアジア太平洋地域において、中国市場の悪化が影響して、前年比7.5%減に落ち込むと見ている。
ただし、5G・IoT化の進展やそれに伴うデータセンタ向けの半導体需要は年後半の市場回復を牽引するものと期待している。また、自動車の電動化・高性能化、再生エネルギー投資などの需要は安定しており、半導体需要を下支えするとみている。


2022年の製品別市場は、ディスクリートは前年比+12.4%増の341億米ドル。オプトエレクトロニクスは同0.9%増の438億米ドル、センサは同16.3%増の223億米ドル、IC全体は同3.7増の4,800億ドルと予測した。
ICの製品別の2022年予測はでは、メモリは前年比12.6%減、ロジックは同14.5%増、マイクロは同1.8%減、アナログは同20.8%増と予測した。
2023年には、ディスクリートは前年比2.8%増の351億米ドル、オプトは同3.7%増の454億米ドル、センサは同3.7%増、231億米ドル、IC全体は同5.6%減の4,530億米ドルと予測した。ICの製品別予測では、メモリは前年比17.0%減、ロジックは同1.2%減、マイクロは同4.5%減、アナログは1.6%増と予測している。