キオクシアは2022年2月14日、2022年3月期第3四半期(2021年10月〜12月)の業績を発表した。同期売上高は4,027億円で、前年度同期比40%増、前四半期比0.5%増となった。わずかではあるが前四半期に引き続き過去最高を更新した。
データセンタ、エンタープライズSSD向けの製品が順調に推移し、スマートフォン向け製品の出荷も季節要因により高水準を維持した。しかし、クライアントSSD向け出荷が、部品不足によるPCの生産調整の影響から減少した。この結果、出荷量は前四半期比で1桁%台前半の減少となった。
営業利益は722億円で、前年同期は799億円改善して黒字を回復したが、前四半期からは58億円の減少となった。純利益は382億円で、前年同期から512億円改善して黒字となったが、前四半期からは65億円の減少となった。

また、同社では2022年2月10日に、四日市工場と北上工場において1月下旬から一部操業を停止していることを明らかにした。操業停止の原因は、両工場で製造している3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」の特定の生産工程において不純物が混入した事による。そのために製造ラインを止め、原因の特定と対策を行っている。今後の出荷に関しては、現時点では完成品在庫があるため当面の出荷に影響はないものの、将来的な供給に影響を及ぼす可能性がある。
なお、キオクシアと合弁で製造設備への出資を行っている米Western Digital(WD)社では、今回の生産停止による影響について、記憶容量ベースで(自社取り分のうち)「6.5エクサバイト(1エクサバイトは10億ギガバイト)減少する」と公表しており、今後の業績への影響が懸念される。