調査会社Gartnerは、2021年の世界半導体売上高ランキングを発表した。

2020年はインテルが首位であったが、2021年は、そのインテルが2020年から売上高を0.5%増と大きく伸長出来なかったのに対して、Samsungは前年比から売上高を31%伸長させた。Samsungがここまで売上高を伸長させた要因としては、メモリ(特にDRAM)の需要が2020年比でも大きく伸びたことが挙げられ、Gartnerでは「サーバやPCの旺盛な需要によりDRAMの供給不足が生じ、年間を通じて2桁のASPを記録した」としている。Samsungでは、メモリバブルで好調であった2018年以来の半導体売上高首位となる。

その他では目立ったのがAMDで、売上高は前年比64.4%増となり、前年の14位から、4つ順位を上げて10位とランキング内となった。AMDはインテルと製品が競合する中で、対照的な結果になっている。