米国半導体工業会(SIA)は2021年6月9日、2021年4月の世界半導体売上高(3カ月移動平均)を発表した。同月の世界半導体売上高は418億5,000万米ドルで、前年同月比21.7%増、前月比では1.9%増となった。各地域で二桁成長を記録、製品についても全分野で拡大が続いている。SIAの John Neuffer会長は「半導体は大きな変革期を向かえており、半導体市場は2021,2022年と安定した成長が見込める」としており、それに伴い製造装置市場の成長も見込んでいる。
地域別の業績は以下の通り。
最大市場である中国の同月売上高は148億米ドルで、前年同月比25.7%増、前月比2.3%増。アメリカは売上高83億1,000万米ドルで、前年同月比14.3%増、前月比3.3%増。欧州の売上高は37億4,000万米ドルで、前年同月比20.1%増、前月比1.6%増。日本の売上高は33億5,000万米ドルで、前年同月比17.6%増、前月比2.6%増。アジア太平洋/その他地域の売上高は116億5,000万米ドルで、前年同月比24.3%、前月比は0.5%増となった。
SIAの統計には米国の半導体企業の98%が参加、米国以外の国、地域の半導体企業の3分の2が参加している。