香港の調査会社、カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチは、2021年第1四半期のDRAMグローバル市場は、190億米ドル(約2.1兆円)と、前年同期比で30%成長し、前四半期比で9%成長したという調査結果を発表した。

オンライン授業やリモートワークが、スマートフォンやノートPC用DRAM需要を大きく押し上げ、前四半期比でビット総量で6%成長し、平均売価(ASP)では3%の上昇となった。
韓Samsung、韓SK-hynix、米Micronの主要3社では、Samsungが対前期比9.0%増の78億7330万米ドル、SK-hynixが同7.1%増の55億6700万米ドル、Micronは同9.6%増の44億4400万米ドルとなった。第1四半期のシェアはSamsungが41.1%、SK-hynixが29.3%、Micronが23.4%で続いた。

また、同社では第一四半期のNANDフラッシュメモリ市場も発表しており、前四半期比4.6%増の153億米ドル(約1.7兆円)とした。

カウンターポイント社のBrady Wang氏は、「特に中国メーカーで顕著だが、スマートフォン用ストレージ容量が増え続けていることで、NANDフラッシュの用途が従来のシナリオから変わってきている。カウンターポイント社のデータによると、スマートフォンのストレージ容量は、2021年第1四半期に6%増加した。その結果、NANDフラッシュの価格低下は、2021年第1四半期としては4〜7%に留まり、2020年第4四半期の7〜11%と比較して、遥かに少なかった。第1四半期末には価格低下は大分収まった。この時期のNANDフラッシュのスポット価格は、1〜3%低下したものの、四半期末には上昇に転じた。」
と述べている。

主要メーカーでは、世界シェア1位のSamsungが対前期比4%増の51億米ドル、シェア2位の日本のキオクシアは対前期比3%増の28億ドル、3位の米ウエスタンデジタルが10%増の22億ドルで続いた。主要6社では、米Intelを除いて、軒並み前期比で増収となっている。