米半導体装置大手のApplied Materials(AMAT)は2020年10月1日までに、Kokusai Electricの買収期限を2020年12月30日に延ばすと発表した。中国当局からの買収承認を得るのに時間を要しているため。今回の買収に関しては当初1年以内、20年6月までの手続き完了を目指していたが許可が出なかった為、1度目は20年9月までに延期し、今回で2度目の延期となる。
AMATと日本の製造装置企業をめぐるM&A案件では、AMATと東京エレクトロンの経営統合が発表されたものの、独占禁止法に関わる米司法省の承認がえられなかったことから解消されている。独占禁止法の観点からは米KLA-Tecor(現KLA)と米Lam Researchとの統合も承認されなかった。