米国半導体工業会（SIA）は2025年10月3日、2025年8月の世界半導体売上高が649億ドルに達し、前年同月（2024年8月）の533億ドルと比べて21.7%の大幅増となったと発表した。前月（2025年7月）の621億ドルと比較しても4.4%の増加となり、半導体市場の力強い成長が続いていることが示された。

SIAのジョン・ノイファー社長兼CEOは、「世界の半導体売上高は8月も成長を続け、前年8月の売上を大きく上回った」とコメント。「アジア太平洋地域と米州での売上が成長を牽引しており、特にメモリーやロジックチップの売上が顕著に増加している」と分析した。

地域別で見ると、前年同月比ではアジア太平洋/その他が43.1%増、米州が25.5%増と、特に高い伸びを示した。中国は12.4%増、欧州も4.4%増となった一方、日本は6.9%減と唯一減少した。

前月比では、全ての地域で増加を記録し、アジア太平洋/その他（6.9%増）、米州（4.3%増）、中国（3.3%増）、日本（2.0%増）、欧州（1.0%増）となった。

出典：SIA Latest News