GNC letter
GNCレター
レゾナックは2025年2月5日、同社グループが日本及び台湾で営む排ガス処理装置事業を大陽日酸に売却することを発表した。6月に譲渡を完了する予定。譲渡額については開示していない。
レゾナックは旧昭和電工時代の1985年に業界で初めて排ガス処理装置の開発、販売を開始した実績を持ち、市場のトレンドをリードしていたが、顧客ニーズの変化や競合の増加といった現状を考慮し、事業構造の見直しの一環として売却を決定した。売却先の大陽日酸は大手産業ガスメーカーであるとともに排ガス処理装置の製造、販売に実績があるため、同事業の更なる成長と競争力の強化に最適であると判断した。
契約は次の通り。まず、レゾナックの同事業を2024年12月24日付で完全子会社のクリーンエス昭和に吸収分割により承継させたうえ、同社の発行済み株式のすべてを大陽日酸へ譲渡する。また、レゾナックの子会社の台灣力森諾科特殊氣體股份有限公司の同事業を大陽日酸の現地子会社である大陽日酸系統科技股分有限公司へ譲渡する。
レゾナックの発表によれば、同事業の譲渡による業績への影響は軽微であるとのこと。なお、中国における同事業については、レゾナックが継続するという。
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