半導体材料を手掛けるレゾナックは5月15日、2024年度第1四半期の決算を発表した。これによれば、半導体・電子材料部門の売上高は前期比1%増、前年から倍増、前年同期比40%増の975億円、営業利益は前年の104億円の赤字から回復し、63億円の黒字となった。

同社によれば、半導体材料は2023年度第2四半期からの半導体市況の緩やかな回復により、特に後工程材料で大幅な増収となった。また、デバイスソリューションに関しては、HDメディアがデータセンター向け需要の回復により大幅な増収となり、SiCエピタキシャルウエハも販売数量が増加し、増収となった。

同社は2024年度第2四半期及び通期の業績見通しについても発表。第2四半期の売上高は前期比5%増の1,025億円、営業利益は同6%増の67億円を見込む。また、通期での売上高は前期比21%増の4,100億円、営業利益は前年の94億円の赤字から大幅に回復し、310億円の黒字を見込んでいる。

出典:レゾナック 決算発表