3月21日、韓国・SKハイニックスが2025年3月に京畿道龍仁市に世界最大規模の半導体工場を着工することがわかった。韓国の産業通商資源部が明らかにした。126万坪に半導体工場を全4期建設する計画で、2046年までに120兆ウォン以上を投資する見込み。

同社が同地に計画する半導体クラスター(産業団地)は韓国政府による「半導体メガクラスター建設方案」の核心地域である。同社は2019年に半導体クラスターの建設計画を発表後、許認可の問題により開発が遅延していたが、2022年11月に党、政府、自治体、企業間の協約により、計画が本格的に始動した。

現在、第1期工場の建設地の工程率は約35%で、敷地造成工事が順調に進んでいる。同社は同地に2025年3月、半導体工場第1期を着工し、2027年第2四半期に竣工する予定である。主にAI向けの高帯域幅メモリ(HBM)などの最先端半導体を製造する予定であり、全4期が完成すると、世界最大規模の3階建て工場となる。

産業通商資源部の安徳根長官は21日に同クラスター建設地で開かれた企業との懇談会で、関連インフラの構築と最先端技術の確保、輸出拡大支援、半導体装置・材料・部品及びファブレスのエコシステム強化を約束した。また、産業通商資源部はクラスター内のインフラ構築を支援するため、2月に電力供給専門チームを発足、3月には半導体等の先端特化団地支援の専門部署の設置と先端戦略産業特化団地総合支援方針の発表を予定しており、同計画を強力に後押ししていく。