独・Infineon Technologiesは2月9日、2024年度第1四半期の業績を発表した。これによると、第1四半期の売上高は37億200万ユーロで前期比11%減、前年同期比6%減となった。また、4つの事業部の売上高はいずれも前期比で減少した。事業部合計利益についても8億3,100万ユーロとなり、前期比20%減、前年同期比25%減と低調であった。

また、2024年度通期の売上高の見通しは約160億ユーロと予想しており、以前の予想の約170億ユーロから下方修正した。工業用顧客の需要低下が影響しているとみられる。

同社CEOのヨッヘン・ハネベック氏は「コンシューマー、通信、コンピューティングおよび IoT アプリケーションの分野では、2024 暦年度下期までは需要の顕著な回復を見込んでいない」としたのに加え、自動車セクターについても、「予想は 11 月からほぼ変わらないが、中国以外のエレクトロモビリティの需要は減速している」と述べており、業績の回復にはしばらく時間がかかるという見方を示した。

出典:インフィニオン、2024会計年度第1四半期