富士フイルム株式会社は、電子材料事業の更なる拡大のため、熊本の拠点に対して60億円の設備投資を実施することを発表した。

今回投資する60億円の同社の主な用途は、生産子会社の「富士フイルムマテリアルマニュファクチャリング九州エリア」にイメージセンサー用カラーフィルター材料の最新鋭の生産設備導入費用に充てられるという。また、クリーンルームを設置するとともに、最先端の検査機器を導入し、品質保証体制を構築し、同社の静岡拠点と同様の生産・品質保証体制とし、BCP対応をさらに強化することで、より安定的な供給を実現していくとしている。

富士フイルムでは、同社の電子材料部門の5%以上をイメージセンサー材料が売上げていると見られており、今後は電子材料事業売上高を2030年度に5,000億円達成を目指していく。