セミナー概要

現在、半導体工場の300mmウェーハ処理工程では、ほとんどのファブで搬送の自動化が行われているが、より時間的、スペース的効率を高めようと、搬送装置メーカーはしのぎを削っている。
また、Rapidusが登場し、今後、半導体に限らず製造現場の自動化は、”モノ”搬送の自動化に止まらず、情報生成・修正も自動で行うシステムが指向されている。すなわち 設計→試作・製造→計測・評価→設計へフィードバックを自動で行うサイバー・フィジカルシステムがAI, 量子計算, IoT、HPCを用いて実現されようとしている。
本セミナーでは、半導体製造現場、そして開発プロセスの自動化についてリーデイングエッジの研究・開発に携わる講師を招いて、現状と今後についてをご講演頂きます。

【講師紹介】

第一部:藤澤 克樹氏(九州大学 東京工業大学 教授)

1998年3月 東京工業大学大学院 情報理工学研究科 数理・計算科学専攻 博士課程修了 : 博士(理学)
1998年4月から京都大学, 東京電機大学, 中央大学を経て 2014年4月から九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所教授. さらに 2023年12月から東京工業大学 科学技術創成研究院 教授.
専門は数理最適化, グラフ解析, 深層学習さらに高性能計算及び産業アプリケーションの創出であり, 国内外の民間企業とデジタルツイン技術の開発と応用に取り組んでいる.
京や富岳などのスーパーコンピュータを用いて Graph500 ベンチマーク世界1位 (通算 18 期) や文部科学大臣表彰科学技術賞 (研究部門) などの多くの受賞歴を持つ.

第二部:中島 真一 氏(株式会社ダイフク クリーンルーム事業部 部長)

1992年 関西大学工学部卒、株式会社ダイフク入社
2016年 eFA事業部FPD本部プロジェクト管理部長
2020年 クリーン事業部営業本部エンジニアリング部長

第三部:西尾 和記 氏(東京工業大学 特任准教授)

2011年3月 東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士課程修了、博士(科学)
2011-2014年 物質・材料研究機構ポスドク研究員
2014-2016年 スタンフォード大学ポスドク研究員
2016-2017年 東北大学 助教
2017-2021年 東京工業大学特任助教を経て現職

 

開催日時

2024年2月9日(金)13:30〜17:00
※今回はオンラインでのご参加のみとさせて頂きます。

開催場所

【オンラインのみ】ZOOM

定員

オンライン(Zoom):100名

受講料

オンライン:¥30,800(税込み)

グループ(オンラインのみ 5名まで参加可能)63,800円(税込み)

プログラム

 

時間

セミナー内容(一部変更する場合がございます)

13:35〜14:35

「デジタルツイン実現のための数理・情報技術と産業応用 ~スマート工場構築プロジェクトの紹介~」

講師:藤澤 克樹氏(九州大学 東京工業大学 教授)

AI, 量子, IoTや HPC などの最新の数理・情報技術を活用することによってデジタルツイン(フィジカル空間及びサイバー空間)の構築を行い、 都市や地域及び産業界の抱える諸課題の解決を推進していくいわゆる Society 5.0 実現の試みが推進されている。
本講演ではデジタルツインのための最新の数理・情報技術に関する研究及び具体的な産業応用について解説を行い、現在推進中のスマート工場構築プロジェクトについても紹介していく.

14:30〜15:30

「前工程ウェーハ自動搬送の最新動向」

講師:中島 真一 氏(株式会社ダイフク クリーンルーム事業部 部長)

  1. 搬送物の変遷​
  2. 要求クリーン度の変遷​
  3. 自動搬送の変遷​
  4. 自動搬送の最新動向​
  5. 顧客ニーズと課題​
  6. システムのご紹介(動画)​
  7. ダイフクのグローバル展開​
  8. 「日新館」ご紹介とSGDsへの取組

15:30〜15:45

休憩

15:45〜16:45

データ・ロボット駆動科学を推進するデジタルラボラトリー~自律的な新材料の探索~

講師:西尾 和記 氏(東京工業大学 特任准教授)

◇お申込後、弊社より請求書をお送りいたします。御社の支払いサイクルに沿う形でお支払いをお願い致します。

◇開催7日前以降のキャンセルはお受けいたしかねますのでご了承ください。
(申し込まれた方がご都合の悪い場合は、代理の方がご出席ください)