複数の報道によると、米GPU大手のNVIDIAは、米 MicrosoftのOSである Windows向けに英 Armの技術を利用したCPUの開発を進めていると見られる。

現在、PC向けのCPUは、米Intelが市場シェアを7割、米AMDが市場シェアを3割握っていると見られる。(2022年 Mercury Research)しかし、近年はIntelが製造面で不調に陥ったことから、現在はファブレスで先端プロセスを使って性能を向上させているAMDが猛追している。そしてMAC OSでは、米AppleがCPUをIntel製からArmベースの自社設計に切り替えており、それにより大幅な性能向上と低電力消費を達成している。

NVIDIAは、最近の報道が示すとおり、生成AI向けのGPUが絶好調で推移しており、GPUでは圧倒的なシェアを誇る。そして、米MicrosoftもPC向けにOSやアプリケーションに生成AIの搭載を始めていることから、今後生成AI向けにより最適なCPUが望まれており、25 年頃に量産が期待されるNVIDIAのArmベースのCPUを、Microsoftも期待を持って見つめている。また、米AMDも同様にArmベースのCPUを開発していると言われており、今後、windows向けCPUは3つどもえの競争に突入するだろう。