半導体製造装置世界最大手の米Applied Materialsは、2023年第三四半期(5~7月)の決算結果を発表した。
売上高は64億3,000万ドルとなり、前年同期比1%減、前期比3.1%減となった。非GAAPベース(GAAPから一時的な損益を除いた調整後の金額)での営業利益は、18億2,000万ドル、純利益は前年同期比5%減の16億ドルであった。

売上高をセグメント別に見ていくと、新規販売装置となる、半導体システムが売上高46億7,600万ドルで、前年同期比1.2%減、前期比6.0%減となった。半導体システムに占める中で、ファウンドリ、ロジック/その他向けが売上高36億9,400万ドルとなり前年同期比18.2%増と大きく伸長したが、前期比では11.6%減と落ち込んでいる。メモリ関連では、DRAMとフラッシュメモリでは異なる様相を見せ、DRAMは売上高7億9,400万ドルと前年同期比11.8%増、前期比では45.1%増となり、投資が増加していることを示している。一方、フラッシュメモリでは、売上高1億8,700万ドルにとどまり、前年同期比79.2%減、前期比24.9%減と引き続き厳しい状態が続いている。

その他、サービス・メンテナンス・中古装置を表すアプライドグローバルサービスが、14億6,400万ドルとなり、前年同期比%増、ディスプレイ・アジェイセントマーケットが、前年同期比%減の2億3,500万ドルとなった。

一方、2023年度第4四半期(8~10月)の売上高見通しは65億1,000万ドル±4億ドルと置いている。