ソニーセミコンダクタソリューションズ社は6月15日、同社製のモバイル用イメージセンサーの新ブランドである「LYTIA」から、5,000万画素を中心とした製品ラインナップを年度内に出荷すると発表した。

同社はユーザーにより豊かな映像体験を届けるため、イメージング・センシングの技術を通じて様々な価値を市場に提供してきたが、モバイル市場においても、スマートフォンでの撮影を通じて同社の映像に対するこだわりと思いをユーザーに感じ取ってもらうため、同ブランドの高品質な製品を充実させるとし、その第一弾として、現在のモバイルアプリケーションの中で最も使いやすい解像度帯である5,000万画素のラインナップを拡充するとしている。

新ブランドの「LYTIA」は、「想像を超えるクリエイティブな映像体験を実現するモバイル用イメージセンサーの新しいプロダクトブランド」であり、「もっと感動を自由に表現し、共有したい」というスマートフォンユーザーの思いにこたえ、想像以上のクリエイティブな体験をもたらすことをめざしている。

今回、同ブランドの第一弾として展開される5,000万画素の製品ラインナップは、『LYT900』、『LYT800』、『LYT700』、『LYT600』、『LYT500』の5種類である。『LTY900』はスマートフォン撮影の高画質を追求した1型イメージセンサー、『LTY800』は1/1.4型モデルで高い飽和信号量を実現する 2 層トランジスタ画素構造初搭載のセンサーである。また『LTY700』は1/1.5型モデルで、複数のハイダイナミックレンジ(HDR)方式などのハイエンド機能を継承するセンサーであり、『LYT600』は1/2 型センサーで、全画素オートフォーカスなどのハイエンドの機能を装備している。『LYT500』はフロント用センサー新基準モデルであり、微細画素0.6µmで5,000万画素の高画質、Always-on 機能を搭載した1/2.9 型センサーとなっている。

同社では今後も、同社製モバイルイメージセンサーが世界中のスマートフォンユーザーから選ばれることを目指し、最先端技術を用いた LYTIA 商品の開発と提供に努めるとしている。