シリコンウエハ製造大手のSUMCOは2023年6月8日、佐賀県吉野ケ里町の県営産業用地内に新工場を建設する方針であることを明らかにした。

同社はこの日、佐賀県に対し、新工場建設用地として県営産業用地内の土地(約22ヘクタール)の譲受申請を行った。土地の売買価格は約60億円と見込まれている。稼働時期は未定であるものの、着工から完成までは約2年を要する見込みである。

同社によれば、今回の新工場建設は、300mmシリコンウエハの中長期的な需要の増加に対応するためのものであり、取得見込みの用地は工業用水、電力供給などのインフラ面や人材確保等の条件をバランス良く満たせるものであるとしている。

なお、同社は佐賀県伊万里市と長崎県大村市の工場に約2,300億円を投じて生産能力を増強しており、これに加えての新工場建設となる。設備投資額は未定であるが、半導体受託製造最大手である台湾のTSMCの熊本進出をはじめ、半導体各社の九州進出が相次いでいることによる需要の拡大を見込み、大規模な設備投資が予想される。