米国半導体工業会(SIA)は2023年5月1日、2023年3月の世界半導体売上高(3カ月移動平均)を発表した。同月の世界の半導体売上高は398億3,000万米ドルで、前年度同月比21.3%減、前月比0.3%増となった。

地域別売上高は、米州(Americas)が96億1,000万米ドルで、前年同月比16.4%減、前月比3.5%減。欧州が46億米ドルで前年同月比0.7%減、前月比2.7%増。日本は38億6,000万米ドルで、前年同月比1.3%減、前月比1.1%減。中国が111億米ドルで、前年同月比34.1%減、前月比1.2%増。アジア太平洋・その他地域は106億7,000万米ドルで、前年同月比22.2%減、前月比26%増となっている。

2023年第1四半期(2023年1月〜3月)の世界半導体売上高は1,194億9,000万米ドルで、前年同期比21.3%減、前四半期比8.7%減となった。
SIAのJohn Neuffer会長は「第1四半期の半導体市場は市場循環とマクロ経済の逆風の影響から前年比で低下が続いている。しかし、前月比較は2022年5月以来8カ月ぶりのプラスとなるなど回復の動きがみられる」とコメントしている。