セミナー概要

脱炭素が叫ばれる中、急速に普及を続けるBEV(バッテリー式電気自動車)。BEVが使用する半導体の数は、ガソリン車と比較して大幅に増加すると言われており、AIやメタバースと共に、今後の半導体市場の拡大に大きく貢献すると言われている。2022年には、世界自動車販売台数で首位に立つトヨタもBEV車を発売したことで、新たな成長フェーズに入る期待が持たれる。
そしてBEVの普及と共に進化を続けるパワー半導体。インバータへのSiCの採用が本格化しており、それに伴いBEVの性能、航続距離の向上が期待されている。一方で普及が進むにつれ、参入企業の増加による競争が激化し、パワーデバイスへの技術要求も益々厳しくなっていくことが推測される。
今回はBEVと半導体市場及び、車載半導体市場の動向を、OMDIAの杉山 和弘 氏に、車載パワーデバイスの技術トレンドや最新動向を名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授の山本 真義 氏にご講演を頂きます。

【講師紹介】

第一部:杉山 和弘氏(OMDIA コンサルティングディレクター)

2000年にNECに入社、2010年ルネサスエレクトロニクスに転籍し、LSIの製品設計から事業戦略立案業務に従事。その後、2016年からIHSマークイットを経て、現在オムディア(OMDIA)のコンサルティングディレクターを務める。半導体市場分野の分析を専門に日本および海外企業分析、コンサルティング業務を実施。現在、APACの半導体市場分野におけるコンサルティング事業を統括。

第二部:山本 真義 氏(名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授)

2003年山口大学理工学研究科博士取得後、サンケン電気株式会社、島根大学総合理工学部講師を経て、2011年より島根大学総合理工学部准教授着任。2017年より名古屋大学未来材料・システム研究所教授着任。パワーエレクトロニクス全般 (磁気、制御、回路方式、半導体駆動)に関する研究に従事。博士 (工学)。IEEE、電気学会、電子情報通信学会会員。応用は航空機電動化、自動車電動化、ワイヤレス給電の三本柱。日本の大学研究室としては珍しく、共同研究企業は40社を超え、海外の完成車メーカーとも強いコネクションを持つ。産学連携活動を強力に推進しており、企業との共同特許出願数も多数。共同研究だけでなく、各企業の戦略コンサルタントも請け負い、技術顧問としての活動も幅広い。

 

開催日時

2023年5月26日(金)13:00〜16:30(16:15〜 名刺交換)
会場/オンラインの同時開催

開催場所

【会場】アルカディア市ヶ谷
【ウェビナー】Zoom、Youtube Liveによるストリーミング配信

定員

会場 :50名
オンライン:200名

受講料

個人参加(会場/オンライン):41,800円(税込み)
5名までのグループ参加(オンラインのみ):63,800円(税込み)

プログラム

 

時間

セミナー内容(一部変更する場合がございます)

13:05〜14:30

「低迷する2023年の半導体市場を支える車載半導体への期待」

講師:杉山 和弘 氏(OMDIA コンサルティングディレクター)

車載半導体は、カーボンニュートラル、自動運転による変革から、今後半導体市場を牽引していくアプリケーションのひとつとして注目を集めています。実際、現状の車載向け半導体売り上げ比率は全体の10%ですが、今後は急成長を遂げていくと期待されています。Smart Mobilityとして、今後我々の生活を変えて行く、車載市場のビジネス機会と需要な車載半導体の今後を予測していきます。

14:30〜14:45

休憩

14:45〜16:15

「2025年におけるEV用駆動システムのパラダイムシフトとそこに応用される車載用パワー半導体技術の技術トレンド」

講師:山本 真義 氏(名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授)

・e-Axleのロードマップとその応用に対するSiCパワー半導体のインパクト
・インホイールモーターのメリットとデメリット
・インホイールモーターに最適なパワー半導体応用技術
・インホイールモーターに求められるシステム、部品、材料技術
・2030年のEV像と勝ち残るシステムメーカー予測

◇お申込後、弊社より請求書をお送りいたします。御社の支払いサイクルに沿う形でお支払いをお願い致します。

◇PDFで請求書をお送りする場合、後ほど原本を記載のご住所へお送りさせて頂きます。

◇開催7日前以降のキャンセルはお受けいたしかねますのでご了承ください。
(申し込まれた方がご都合の悪い場合は、代理の方がご出席ください)

【注意事項】
視聴方法:ストリーミング配信(Zoom、Youtube Liveを利用)
     ※上記以外の配信方法は対応していない為、視聴可能な端末をご用意下さい。
     配信の数日前にURLを配信します。
テキスト:PDFテキストをメールにてお送り致します。テキストに基づく事前のご質問も受け付けます。PDFテキストを送信したメールに返信する形でご質問をお寄せ下さい。