韓国Samsung Electronics社は2023年3月15日、韓国・ソウル市近郊の龍仁市に新たな製造拠点を建設する計画を発表した。新拠点の面積は710万m²。同地には今後20年間で総額約300兆ウォンを投資し、計5つの工場棟を建設する計画で、まずファンドリ向け工場を2026年に着工し、2029年の稼働開始を予定している。なお、龍仁市に隣接する平澤市でも半導体生産能力の増強を進めている。

さらに天安市(Cheonan)や、牙山市温陽(Onyang)では半導体パッケージ技術の開発能力強化と生産能力強化のための投資を行う。これらの拠点では、ファンドリ企業やパッケージ関連の装置、材料企業との協業を進めることで、国内で関連産業のエコシステムの確立を目指していく。Samsungの天安工場は、元々液晶パネル工場だったものを半導体後工程用に転換したもの。

Samusungでは、半導体の前工程、後工程における国内関連産業の支援にも力を入れていく。今後10年間で製造装置、材料の国産化に向けて5,000億ウォン、国内の中小規模のファブレス企業向けのMPWサービス (Multi-Project Wafer:1ウェーハに複数のプロジェクトが設計した回路を搭載して試作を行う) などを含む支援に5,000億ウォンなどを計画している。さらに有望な国内企業への直接投資も進める予定。