米Applied Materials(AMAT)社は2022年11月17日、2022年10月期第4四半期(2022年8月〜10月)および通期の業績を発表した。2022年10月期第4四半期の売上高は67億4,900万米ドルで、前年度同期比10.2%増、前四半期比3.5%増。地域別構成比率は、米国12%、欧州5%、日本9%、韓国16%、台湾31%、東南アジア7%、中国20%。
営業利益は20億1,000万米ドルで、前年度同期比0.9%減、前四半期比2.9%増、前期比2.9%増。純利益は15億9,100万米ドルで、前年度同期比7.1%減、前四半期比では0.9%減となった。売上高は、成長率こそ低下しているが、前年度比、前期比とも成長性を維持、受注残も過去最高水準となった。
半導体製造装置(Semiconductor Systems)事業の売上高は50億3,800万米ドルで、前年度同期比17.0%増、前四半期比6.4%増。営業利益は前年度同期比7.3%増の18億4,900万米ドルとなった。
アプリケーション別構成比率はファウンドリ/ロジック/その他が71%、DRAM16%、フラッシュメモリ13%。
サービス、パーツ、中古装置などのApplied Global Service(AGS)事業の売上高は14億2,000万米ドルで、前年度同期比3.7%増、前期比横這い。営業利益は前年度5.4%減の4億200万米ドルとなった。
FPDと関連製品分野の売上高は2億5,100万米ドルで、前年度同期比39.8%減、前四半期比24.6%減。営業利期は前年度同期比60.0%減の3,500万米ドルとなった。
2022年10月期通期の売上高は前年度比11.8%増の257億8,500万米ドル。地域別構成比率は、米国12%、欧州7%、日本8%、韓国17%、台湾24%、東南アジア4%、中国28%。
営業利益は同7.4%増の78億6,100万米ドル、純利益は同10.8%増の15億9,100万米ドル。
半導体製造装置事業の業績は、売上高が前年度比15.4%増の178億9,700万米ドル。営業利益は同10.4%増の69億6,900万米ドルとなった。アプリケーション別構成比率はファウンドリ/ロジック/その他が66%、DRAM19%、フラッシュメモリ15%。
AGS事業の売上高は同10.5%増の55億4,300万米ドル。営業利益は同9.5%減の55億4,300万米ドルとなった。
FPDと関連事業の売上高は前年度比18.5%減の13億3,100万米ドル、営業利益は同17.2%減の2億6,000万米ドルとなった。
2023年10月期第1四半期(2022年11月〜2023年1月)の売上高予想は67億米ドル±4億米ドルと、業績好調だった今四半期に近い売り上げが立つ見込み。事業別売上高は半導体製造装置事業が51億5,000万米ドル、AGS事業が13億3,000万米ドル、ディスプレイと関連事業が1億7,000万米ドルと予想している。