セミナー概要

イメージセンサは、現在、高集積化、性能の進化、性能と機能の拡張化が進み、多くの分野に使用されております。このイメージセンサを組み込む電子機器のシステム開発者には、イメージセンサを理解し、それを活用していく技術が求められています。
本セミナーでは主にCMOSイメージセンサを対象に、その構造、特性、機能と、評価手法やカメラ信号処理などの知識、そして、今後の方向性を学習していきます。
これらの内容の理解を深めていくために、併せて、イメージセンサに関わる撮像についての歴史と種類についても説明すると共に、近年、特性向上と拡張が著しい様々な特性と機能を有するCMOSイメージセンサについても紹介致します。
CMOSイメージセンサの市場動向を含め、CMOSイメージセンサの基礎からイメージング技術の最新動向までを、今までの経験や知見を活かして判りやすく説明いたします。CMOSイメージセンサを活用していくためにも、ぜひ、ご参加ください。

【講師紹介】

奈良部 忠邦 氏(サクセスインターナショナル株式会社)

1978年、ソニー中央研究所にてCCDの研究、開発に従事。事業化に向けて、CCD遅延素子の開発、商品化、CCDリニアイメージセンサの開発、商品化、ビジネス化を遂行。1991年2月、リニアセンサ事業室 設計課 統括課長。1996年、ソニー最初のCMOSイメージセンサの開発に着手し、商品化、ビジネス化着手も実行。2000年10月1日、マイクロシステム事業室 CMOSセンサ部 統括部長。2001年7月1日、センシングプロセッサ事業部 事業部長。2002年6月から半導体技術開発関係の組織に所属し、CMOSイメージセンサを核とした技術開発に従事。2012年学位取得。博士(工学)。2015年6月、ソニー株式会社 技監。2020年9月30日、42年6ヶ月勤めたソニーを卒業。2021年4月、一般社団法人 半導体産業人協会 教育委員会 委員。2021年10月、サクセスインターナショナル株式会社に参画、デバイス開発部長。

開催日時

2022年12月19日(月)13:00〜17:00
オンライン開催

開催場所

【ウェビナー】Zoom、Youtube Liveによるストリーミング配信

定員

オンライン :100名

受講料

個人参加(オンライン):41,800円(税込み)

プログラム

※1時間毎に10分間休憩を設けます。

時間

セミナー内容(一部変更する場合がございます)

講義内容

1.CMOSイメージセンサー市場の動向
2.イメージセンサーの概要
2-1. イメージセンサーの種類と特徴と歴史
2-2. イメージセンサーの構造と動作
2-3. CMOSイメージセンサーがCCDを凌駕する端緒となった技術
3.CMOSイメージセンサーの基本特性
3-1. CMOSイメージセンサーの特性 3-2. CMOSイメージセンサーの評価
4.CMOSイメージセンサーのデバイス構造と回路
4-1. オンチップA/D変換回路 4-2. 裏面照射型
4-3. 積層型イメージセンサー
5.CMOSイメージセンサーに関するカメラ信号処理
5-1. カラーフィルタ配列 5-2. 信号のカラー化
6.CMOSイメージセンサーの特性を活かした機能と応用
6-1. 高速撮像 6-2. 高ダイナミックレンジ
6-3. グローバルシャッター 6-4. オートフォーカス
6-5. 距離画像 6-6. SPAD画素LiDAR向け積層型距離センサー
6-7. LFM (LED Flicker Mitigation) 6-8. 偏光センサー
6-9. インテリジェントビジョンセンサー 6-10.近赤外線撮像性能
6-11.紫外線(UV)波長域対応 6-12.EVS(イベントベースビジョンセンサー)
7.CMOSイメージセンサーの今後の方向性
8.まとめ

◇お申込後、弊社より請求書をお送りいたします。御社の支払いサイクルに沿う形でお支払いをお願い致します。

◇PDFで請求書をお送りする場合、後ほど原本を記載のご住所へお送りさせて頂きます。

◇開催7日前以降のキャンセルはお受けいたしかねますのでご了承ください。
(申し込まれた方がご都合の悪い場合は、代理の方がご出席ください)

【注意事項】
視聴方法:ストリーミング配信(Zoom、Youtube Liveを利用)
     ※上記以外の配信方法は対応していない為、視聴可能な端末をご用意下さい。
     配信の数日前にURLを配信します。
テキスト:紙のテキストを郵送にてお送り致します。テキストに基づく事前のご質問も受け付けます。