田中貴金属グループの製造事業を展開する田中貴金属工業の子会社で、各種ボンディングワイヤの製造を行う田中電子工業は2022年8月30日、100%リサイクル貴金属材「REシリーズ」を適用した金(Au)ボンディングワイヤの受注を開始することを発表した。日本、シンガポール、マレーシア、中国の4拠点で生産し、全て第三者検証を取得しているため、ワールドワイドで安定した供給が可能となっている。
田中貴金属工業株式会社では2022年7月、台湾に貴金属リサイクルのための新工場棟建設を発表している。
新棟は、台湾内における貴金属リサイクルのワンストップ化とさらなる事業拡大のため、約35億円の投資を行い、建設する。新棟は設備投資額約35億円を計画。地下1階・地上8階の建物を予定しており、工場稼働は2025年上期を計画している。 完成後の湖口工場全体の床面積は、約6倍になる。工場の稼働は2025年上期を予定。