キオクシア・ホールディングスは2022年5月13日、2022年3月期第4四半期(2022年1〜3月)および通期業績を発表した。
第4四半期業績は、売上高が3,983億円で、前年度同期比33.6%増、前四半期比2.2%減となった。営業利益は309億円で、前年同期からは511億円の改善、前四半期比57.2%減となった。純利益は107億円で、前年度からは317億円の改善、前四半期比72.0%減となった。前四半期から売上高、利益が低下したのは不純物混入など部材を起因とする操業停止の発生、IFRSに基づく固定資産の一括計上の影響である。総ビット出荷量はデータセンタ・エンタープライズSSD向け出荷量が拡大し、前四半期比で拡大となった。
2022年3月期の業績は、売上高が前年度比29.5%増の1兆5,265億円、営業利益は2,162億円で前年度から32倍増、純利益は1,059億円で前年度から1,304億円の改善となった。データセンタ・エンプライズSSD向けの売り上げ増、5G以降に伴う1台あたりのメモリ搭載量増加に伴い、スマートフォン向けも売り上げを拡大した。また、販売単価の安定的な推移、生産効率の向上により、利益面は大幅に改善した。