米国半導体工業会(SIA)は2022年2月14日、2021年12月の世界半導体売上高(3ヵ月移動平均)を508億5,000万米ドルと発表した。これは、前年同月比28.3%増、前月比では1.5%増となった。地域別売上高はアメリカが121億4,000万米ドルで、前年同月比38.4%増、前月比では5.2%増。欧州が43億米ドルで、前年同月比27.0%増、前月比では0.3%増となった。日本は39億4,000万米ドルで、前年同月比18.9%増、前月比では0.3%減となった。中国が171億6,000万米ドルで、前年同月比29.2%増、前月比では0.8%増となった。アジア太平洋/その他地域が133億2,000万米ドルで、前年同月比22.4%増、前月比では0.1%増となった。
前四半期(2021年10月〜12月)末の9月の売上高との比較では、世界全体で4.9%増、アメリカが12.6%増、欧州が6.6%増、日本が2.6%増、中国が1.8%増、アジア太平洋/その他地域が2.7%増となった。
2021年通年の売上高は前年比26.2%増の5,559億米ドルとなり、過去最高となった。出荷量も過去最高の1兆1,500億個に拡大した。
2021年の主要製品分野の売上高は、アナログが740億米ドル、MOSロジックが前年比30.8%増の1,548億米ドル、MOSメモリが同30.9%増の1,538億米ドル、MPU、マイコンなどを含むMOSマイクロが同15.1%増の802億米ドルとなった。用途別では自動車向けが同34.3%増の264億米ドルに拡大している。