SEMI、日本半導体製造装置協会(SEAJ)は2021年12月1日(米国時間)、2021年第3四半期 (2021年7月〜9月)の世界半導体製造装置売上高(World Wide SEMS Report)を発表した。同期の世界半導体製造装置売上高は267億9,000万米ドルとなり、前年同期比38%増、前期比は8%増となった。5四半期連続で前年同期を上回る結果となった。

地域別では台湾が前年度同期比54%増、前期比45%増の73億3,000万米ドルと大幅に拡大し、中国を上回り6四半期ぶりに世界最大の市場となった。2位の中国の売上高は72億7,000万米ドルとなり、前年同期比29%増、前期比12%減となった。台湾との差は6,000万米ドルと、ほとんど差がない。市場規模三位は韓国で、55億8,000万米ドルとなり、前年同月比32%増、前四半期からは4%の減少となった。
北米市場は22億9,000万米ドルとなり、前年同期比67%増、前期比36%増となった。その他地域の売上高は13億5,000万米ドルで、前年同期からは2倍以上に拡大(前年同期比126%増)、前期比でも62%増で、同四半期中に最も成長した地域となった。欧州の売上高は8億7,000万米ドルで、前年同期比50%増、前期比22%増となった。

その一方で、日本市場での売上高は前年同期比6%減の21億1,000万米ドルとなり、前年割れを記録する唯一の地域となってしまった。一方、対前期比は19%増となった。