米Intel社は2021年7月22日、2021年度第2四半期(2021年4月〜6月)業績を発表した。同期売上高は前年度比横這い(0.5%減)の196億3,100万米ドル、営業利益は同2.7%減の55億4,600万ユーロ、純利益は同0.86%減の50億6,100万米ドルとなった。売上高、利益とも期初見通しを上回った。
事業部門別業績はクライアント部門の売上高は同6.5%増の101億900万米ドル、営業利益は同32.3%増の37億6,000万米ドルとなった。10nm製品立ち上げ費用の減少と在庫整理の進展により利益が拡大した。
データセンタグループ部門の売上高は9.3%減の64億5,500万米ドル、営業利益は37.3%減の19億4,100万米ドルとなった。競争激化による売り上げの減少、研究開発費用の増大、10nmプロセス量産、7nmプロセスの立上げによるコスト拡大により、減益となった。
IoT部門の売上高は同60.7%増の13億1,100万米ドル、営業利益は同6倍増の3億9,600万米ドルに拡大した。同部門のうちIoTグループ事業の売上高は同46.9%増の9億8,400万米ドル、営業利益は同4.1倍増の2億8,700万米ドルとなった。Mobileye事業の売上高は同60.7%増の3億2,700万米ドル、営業利益は同400万米ドルの赤字から1億900万米ドルの黒字にまで回復した。
不揮発性メモリ・ソリューション・グループの売上高は同33.8%増の10億9,800万米ドル、営業利益は24.8%増の4億200万米ドルとなった。
FPGAなどプログラマブル・ソリューション・グループの売上高は同2.9%増の4億8,600万米ドル、営業利益は同2.5%増の8,200万米ドルとなっている。

2021年度第3四半期については、売上高が前年度比微減の191億米ドル、2021年度通期では776億米ドルを見込んでいる。通期の設備投資額は190億〜200億米ドルを計画している。