米国半導体工業会(SIA)は2021年3月1日、2021年1月の世界半導体売上高(3カ月移動平均)を400億1,000万米ドルと発表した。前年同月比は13.2%増で、3ヵ月連続で二桁成長となった。前月比は1.0%増だが、こちらも3ヵ月連続の成長となった。SIAのJohn Neuffers会長は「現在、半導体生産は、需要の増加、自動車向けの供給不足に対応するため、拡大が続いている」とコメントしている。
地域別の売り上げ状況は以下の通り。
アメリカは85億米ドルで、前年同月比15.5%増、前月比3.0%減となった。欧州は34億5,000万米ドルで、前年同月比6.4%増、前月比は2.0%増となった。日本は32億8,000万米ドルで、前年同月比9.6%増、前月比1.0%減となった。中国は137億3,000万米ドルで、前年同月比12.4%増、前月比3.4%増となった。アジア太平洋/その他地域は110億400万米ドルで、前年同月比1.5%増となった。

半導体の供給不足は、2021年中は続いていくと予測する向きも多くあり、今後も売上高は拡大していくと見られている。