東京エレクトロンは2021年1月28日、2021年3月期第3四半期(2020年10月〜12月)業績を発表した。同期の全社売上高は2,954億円で、前年同期比1.3%減、前期比17.4%減となった。営業利益は628億円で前年度同期比2.9%減、前期比14.6%減となった。純利益は461億円で、前年度同期比6.5%減、前期比16.9%減となった。
半導体製造装置(SPE)事業の売上高は2,643億円で、前年度同期比6.3%減、前期比20.3%減。営業利益は679億円で、前年度同期比6.3%減、前期比20.5%減となった。韓国向け売上高が前期比で約半減したほか、日本向けが36.4%減、北米向けが21.6%減と売上を落としたことにより、売上高を前期から落とす結果となった。
SPEのアプリケーション別構成比率(新品装置)は、DRAMが26%、不揮発性メモリが19%、ロジックファウンドリが28%、ロジック&その他が27%となった。フィールドソリューション売上高は906億円で、前年度同期比25.5%増、前期比14.5%増となった。
フラットパネルディスプレイ 製造装置(FPD)事業の売上高は273億円で、前年度同期比105.2%増、前期比26.7%増。営業利益は48億円で、前年度同期比3倍、前期比では2.3倍に拡大した。フィールドソリューション売上高は28億円で、前年度同期比5億円増、前期比では2億円増となった。
2021年3月期通期の業績見通しは、全社売上高が前年度20.6%増の1兆3,600億円。前回(2020年10月末発表)予想から600億円の上方修正となった。営業利益は同29.0%増の3,060億円、前回比で250億円の上方修正。純利益は同24.2%増の2,300億円、前回比で200億円の上方修正となった。
SPE部門の通期売上高見通しは同20.6%増の1兆2,800億円。FPD部門の売上高は同21.0%増の800億円となっている。
SPE部門の第4四半期売上高見通しは2,970億円で、DRAMが19%、不揮発性メモリが34%、ロジックは47%を見込んでいる。