キオクシアは2020年11月12日、2020年度第2四半期(2020年7〜9月)業績を発表した。同期売上高は前年度同期比23.0%増の3,291億円、営業利益は同34.7%増の198億円、純利益は同4.7倍増の80億円となった。2020年7月1日付けで、台湾Lite-On TEchnology社のSSD事業を買収を完了、第2四半期から売上高に組み込んでいる。
同期のビット出荷量は前期比20%台半ばの増加となった。販売単価は同1桁%台後半の下落となった。
2020年第4四半期以降のフラッシュメモリ市場については、短期的な販売単価の下落を予想している。さらに出荷量についても、株式上場延期の判断をもたらした中国向け製品の輸出規制の影響があり、下押し圧力が続くとみている。しかし、マイクロソフトのXBOX、ソニーのプレイステーションが揃って高速SSDを搭載して新製品を投入したことによって、次世代ゲーム機用SSDの出荷量は比較的堅調としている。
また、先日に気になる今後の上場予定期日については、最大株主の米ベインキャピタルの日本法人社長の杉本 勇次氏が、2020年内は難しく、見通しを示せる時期に改めて検討する方針を明らかにした。