米Nvidia社は2020年11月18日、2021年1月期第3四半期(2020年8月〜10月)業績を発表した。同期売上高は47億2,600万米ドルで、前年度同期比56.8%増、前期比22.2%増となった。ゲームとデータセンタ向けの売上高がいずれも過去最高を更新した。営業利益は13億9,800万米ドルで、前年度同期比50.8%増、前期比47.0%増となった。純利益は13億3,600万米ドルで、前年度同期比48.6%増、前期比114.8%増となった。
ゲーム向け売上高は前年度同期比22億7,100万米ドルとなった。GPUの新製品「RTX30シリーズ」を9月に発売し、初めて20億ドルの大台に乗せた。データセンタ向け売上高は同162%増の19億米ドルとなった。AI向け製品が好調な販売を維持した。2020年4月に買収したMeranox Technologies社の売上高が加わっている。
自動車分野の売上高は前年同期比23%減の1億2,500万米ドル、映画スタジオなどプロの動画編集向け製品の売上高も同27%減の2億3,600万米ドルとなった。コロナ感染の再拡大で経済情勢が不透明な状況が続いており、投資を絞る動きが続いている。
20年11月〜21年1月期の売上高は48億米ドル前後を予想している。