米商務省が米国の技術を使用して製造した半導体の輸出をファーウェイへ規制した問題で、
10月上旬にソニーとキオクシアが米国政府へ取引再開の許可を出すよう求めていたが、ソニーが29日までに取引再開の許可を得ていたことが分かったと複数メディアが報じた。

報道によると、スマートフォン生産に必要な部品すべてで許可は出ていないようで、今後起こるであろうファーウェイの商品力低下も踏まえて、今後のソニーのイメージセンサの収益が回復に向かうかは不透明である。

ソニーは10月28日に行われた2020年度第2四半期(2020年7〜9月)決算発表で、イメージング&センシングソリューション(I&SS)分野で、前年同期比1%減の3,071億円、営業利益は同265億円減の498億円と発表、通期の見通しも、20年8月時の見通しから、ファーウェイとの取引停止の影響を含むことにより、営業利益を1,300億円から490億円減の810億円と大幅な下方修正を行っている。