シャープは2020年5月29日、同日の取締役会においてディスプレイデバイス事業、カメラモジュール事業を分社化することを決定したことを発表した。分社化は完全子会社への吸収分割の形で行い、2020年度中に実施する予定である。
分社化により経営責任の明確化を図るとともに、他社からの出資による外部資金の獲得も視野に入れ、事業環境の変化に迅速に対応できるスピーディな意思決定と継続的な設備・開発投資を実行することにより、競争力の維持とさらなる事業拡大を目指す。
2020年3月期の売上高は、ディスプレイデバイス事業が6,514億4,400万円、カメラモジュール事業(センサモジュールなどを含む)は3,314億1,400万円であった。