2020年5月20日、ANAホールディングス株式会社(以下ANA)と株式会社エアロネクストが、ANAの持つ機体運行に関する知見と、エアロネクストが持つ産業用ドローンの基本性能を向上させる機体構造設計技術を融合させ、「空の産業革命 レベル4(有人地帯での補助者なし目視外飛行)」に対応する物流ドローンの共同開発に向けた業務提携を実施することを発表した。
両者はすでに共同開発した最新試作機を使用し、実験を重ねており、今後は量産化を行い、将来的な輸送インフラの一部として社会普及することを目指すとしている。
試作機のテストフライト
ANAでは、今回の新型コロナウイルスによる影響で、運行便、旅客がそれぞれ大幅に減少し、収益が悪化している。ドローン事業を拡大することができれば、今回のように航空機が飛ばせない事態に陥っても、ドローン事業によって利益を生み出し、リスクを分散させる狙いもあると考えられる。