Seminar
セミナー
近年では、AI(人工知能)、ML(機械学習)、HPC(高性能コンピューティング)の急速な進展により、データセンタにおける伝送容量が著しく増大しており、従来のネットワークスイッチの進化速度を大きく上回るペースで成長しています。このような背景から、電子集積デバイスと小型光トランシーバを一体化するCo-Packaged Optics(CPO)技術への期待が高まっています。CPOでは、光リンクパワーの大幅な低減を目指すとともに、高速かつ大容量な通信を実現するため、外部光源、光トランシーバ、光ファイバ配線技術、さらにポリマー光導波路など、さまざまな先端技術が求められています。本セミナーでは、CPO実現に向けた外部光源や光トランシーバ、光配線、光導波路に関する最新動向と今後の展望について、各分野の第一線で活躍する講師陣が詳しく解説いたします。
データセンタにおける伝送容量は,人工知能(AI: Artificial Intelligence),機械学習(ML: Machine Learning),HPC(High Performance Computing)にけん引され、著しく増大しており,2年で35倍になっていると報告されている.データセンタネットワークに用いられるネットワークスイッチの容量は2年で倍になる傾向を示してきたが,これを大きく上回っている. 現在,電子集積デバイスと小型光トランシーバを1枚の基板上で実装するCPO (Co-Packaged Optics)が注目されており,従来のプラガブル光トランシーバ用いた実装形態から光リンクパワーを1/5にすることが目標とされている.本講演では,CPOを実現するために,SiPhトランシーバにCW光を供給する外部光源に関して,標準化動向,最新技術動向を交えて解説する。
近年、著しく進化している生成AIと実現させるための機械学習(Machine Learning, ML)の最新動向と直面している技術課題について述べる。 また、AI/MLへの適用を目指して、Co-Packaged Optics(CPO)向けに開発されているCPO型の光トランシーバのトレンドを、従来のプラガブル型トランシーバと合わせて紹介する。 さらに、電気配線から光配線への変換に対応することを目的としたコンピューティング領域での標準化動向について紹介する。
AI/MLや自動運転などの新技術の台頭によりデータ通信量が加速度的に増大している。技術革新に合わせてデータ通信には大容量・高速通信、低消費電力、低遅延への期待や要求が高まり、Co-Packaged Optics技術を代表とする電気基板上での光配線化およびその光配線の高密度化が進んでいる。光配線の高密度化にはMPOコネクタを代表とする多心光コネクタが適用環境に合わせた形状で採用されている。 本講演では現市場で最も流通している多心光コネクタであるMPOコネクタについての基本的なフェルール/コネクタ設計および多心光コネクタ付きケーブルの接続構造について紹介するとともに、オンボード上の光接続に適用される技術動向について報告する。
昨今のAI技術の急速な進展を受けて、GPU間などの短距離通信ネットワークに対しての高速化要求が高まっており、CPU・GPUなどの半導体チップ近傍に光通信素子を実装するCo-packaged Optics技術に期待が集まっている。 本講演では、昨今高い注目を集めているCo-Packaged Optics技術への応用が期待される「ポリマー光導波路」について、これまでの開発の歴史から、現状の最先端の開発動向に至るまでを紹介する。特に、ポリマー光導波路構成材料に対する要求仕様、ポリマー光導波路の様々な作製方法とその特徴、講演者らが考案したモスキート法により可能となる新規の光導波路デバイスの応用例を紹介した上で、今後の技術動向について解説する。
【講師紹介】
1995年古河電気工業株式会社入社。 光波多重光通信システムの研究、高密度波長分割多重光源の開発と製品化を経て、短距離光通信用光モジュールの開発と製品化に従事。現在、フォトニクス研究所フェロー兼光電融合技術開発部長。 2019~2025年、京都工芸繊維大学非常勤講師。 2018~2021年、日本大学理工学部非常勤講師。 2006年、博士(工学)。Optica Fellow エレクトロニクス実装学会 常任理事、総務委員長、OFC (Optical Fiber Communication Conference) 2026 D3 subcommittee chair等を歴任。
2012年、エレクトロニクス実装学会技術賞 2016年、エレクトロニクス実装学会講演大会優秀賞 2016年及び2022年ICSJ (IEEE CPMT Symposium Japan) Best Paper Award等を授賞。 Optical Internetworking Forum及びIOWN Global Forum メンバー
1998年、富士通株式会社に入社、入社後、HPCやUNIXサーバのプリント配線板の設計と解析の研究開発業務に従事。 2013年から、技術研究組合光電子融合基盤技術研究所(PETRA)に出向し、光モジュールの研究開発に従事。 2019年、京セラ株式会社に入社、入社後、光導波路基板や光モジュールの研究開発に従事。
2005年株式会社白山製作所に入社。入社以来多心光コネクタの製造、技術、開発業務に従事。2021年よりオンボード光コネクションの研究開発に従事。 IEC SC86B WG4、WG6、JWG9委員、エレクトロニクス実装学会_光回路実装技術委員会、研究会、電子情報通信学会_ポリマー光部品(POC)特別研究専門研究会に所属。
1996年慶應義塾大学大学院理工学研究科 後期博士課程修了。 博士(工学)、財)神奈川科学技術アカデミー研究員、慶應義塾大学理工学部物理情報工学科、助手、専任講師、准教授を経て、現在、慶應義塾大学理工学部物理情報工学科教授。 2005年,米国コロンビア大学客員研究員。 大学院時代にポリマー光ファイバの研究に着手し、2006年より現在の専門であるポリマー光導波路・光インターコネクトの研究に従事する。 2001年、安藤博記念学術奨励賞、 2008年、丸文学術奨励賞、 2012年、The 61st ECTC Outstanding Poster Paper Award、 2015 年、The 64th ECTC Outstanding Session Paper Award、 2017 年エレクトロニクス実装学会講演大会優秀賞受賞 2024年よりIEEE EPS (Electronics Packaging Society) Japan Chapter Chair、 その他電子情報通信学会、エレクトロニクス実装学会の理事や委員長などを歴任。
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