半導体業界では、2nm以下の微細化が加速する中、プロセス技術のさらなる微細化が求められています。特に、ナノスケールでの欠陥制御やコンタミネーションの防止は、デバイスの歩留まりや性能を左右する重要な要素となっています。その中でも、ウエットプロセス技術は、エッチングや洗浄、CMP(化学機械研磨)後の処理において不可欠な役割を果たし、その最適化が歩留まり、競争力に直結しています。

本セミナーでは、GAA(Gate-All-Around)トランジスタ導入以降の前工程における洗浄プロセスの進化、CMP後の微細なパーティクルやレジスト残渣の除去技術、さらには先端半導体パッケージにおけるプラズマ技術の最新応用について、各分野の専門家が詳しく解説します。最先端技術の動向を把握し、今後の研究開発や生産プロセスに活かす貴重な機会となりますので、ぜひご参加ください。

プログラム

時間

セミナー内容(一部変更する場合がございます)

13:35〜14:35

GAA以降の前工程における洗浄プロセスの動向」

講師:山口 佑 氏(株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ)

・半導体洗浄の基礎
・半導体デバイストレンド
・先端洗浄技術

14:35〜15:35

「GAA世代以降のCMP後洗浄に求められる技術」

講師:竹下 寛 氏(三菱ケミカル株式会社 

  1. CMP後洗浄技術の概説
    洗浄プロセスおよび洗浄剤の配合設計

  2. 後洗浄および洗浄剤の技術トレンド、課題
    性能要求、欠陥・腐食等の評価技術

  3. 先端プロセスでの各論
    新規配線材料、後工程融合領域等

15:35〜15:50

休憩

15:50〜16:50

「先端半導体パッケージにおけるプラズマ技術と応用」

講師:辨野 宏 氏(パナソニックコネクト株式会社)

1. 先端パッケージングの動向
半導体パッケージ技術トレンドと市場動向

2. プラズマクリーニング技術
パッケージング工程における品質向上に向けた表面洗浄、改質の有用性紹介

3. プラズマダイシング技術
3D化が進む半導体パッケージへのプラズマダイシング技術の有用性紹介

【講師紹介】

第一部:山口 佑 氏(株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ)

2017年 株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ 入社
以来、半導体洗浄工程における新規要素技術開発に従事。

第二部:竹下 寛 氏(三菱ケミカル株式会社

2001年 京都大学大学院理学研究科修了(化学専攻;理学修士)、 同年三菱化学(株)入社。
同社分析部門、神奈川科学技術アカデミー派遣研究員、三菱化学メディア(株)などを経て、半導体製造プロセス材料の開発に携わる。現在、CMP後洗浄剤、エッチング液などのウェットケミカルの開発リーダを務める。

第三部:辨野 宏 氏
(パナソニックコネクト株式会社 回路形成プロセス事業部 半導体・FPDプロダクトマーケティング総括担当)

1990年 松下電子工業株式会社 入社 マイクロコントローラ/LSI設計開発
2017年 パナソニック株式会社 プロセスオートメーション事業部
電子デバイスプロセスBU 企画課
2022年 パナソニックコネクト株式会社 プロセスオートメーション事業部
半導体・FPDマーティング総括担当

開催日時

2025年3月14日(金)13:30〜17:00

開催場所

【会場】連合会館(新御茶ノ水駅より徒歩0分)
【オンライン】zoom

定員

会場 :40名
オンライン:200名

受講料

個人参加(会場/オンライン):30,800円(税込み)
5名までのグループ参加(オンラインのみ):63,800円(税込み)

◇お申込後、弊社より請求書をお送りいたします。御社の支払いサイクルに沿う形でお支払いをお願い致します。

◇開催7日前以降のキャンセルはお受けいたしかねますのでご了承ください。
(申し込まれた方がご都合の悪い場合は、代理の方がご出席ください)