GNC letter
GNCレター
ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)と三菱UFJ銀行は11月7日、九州地域における半導体産業基盤の強化に関する基本合意書を締結したと発表した。九州の地銀とメガバンクの半導体分野での連携は初めてとなる。
台湾・TSMCの熊本進出を受け、FFG傘下の福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行では2023年10月に半導体ビジネスを強化するための専門部署を立ち上げ、地域の半導体サプライチェーンの把握などを行ってきた。ところが、半導体関連の大手企業とのつながりがないため、取引先に設備投資の状況や背景を説明するのが難しかった。そこで強固なグローバルネットワークを持ち、大手企業との取引が豊富な三菱UFJと提携することで取引先のビジネス機会の創出につなげる。
合意内容は半導体サプライチェーンの強化や、半導体産業を支える街づくりやエコシステムの構築、サステナビリティの推進に関するものなど。FFGの抱える約600社の半導体関連の取引先と三菱UFJのグローバルな情報網や大企業との取引基盤を連携させ、半導体産業の集積が続く九州ならではの課題の解決につなげていく。
FFGは発表を通じ、「双方が有するネットワークや機能を最大限に活用し、九州における半導体サプライチェーンの強靭化を図り、新生シリコンアイランド九州の実現に向けた取り組みを加速していく」と述べた。
出典:ふくおかFG ニュース
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