プログラム

時間

セミナー内容(一部変更する場合がございます)

13:05~14:55

PFAS規制の動向と半導体産業への影響」
講師:礒部 晶 株式会社ISTL

有機フッ素化合物PFASは、一部で毒性が認められ規制の強化が進んでおり、一般のニュースでも取り上げることが多くなってきた。様々な特性を有することからPFASを用いた製品は身の回りにあふれかえっている。半導体製造においても、薬液、ガス、添加剤、潤滑剤、成形品など様々な形で使用されており、規制の強化が影響する懸念がある。本セミナーではPFASとは何か、その世界的な規制の動向を解説し、半導体の各製造工程においてどういう目的でどのように使用されているかを解説する。さらに、代替技術の動向についても解説する。

14:55~15:10

休憩

15:10~15:50

「交渉中」

15:50〜16:20

「PFAS規制に対する取り組み(仮)」
講師:肥後 徹 氏栗田工業株式会社

16:20〜17:00

「難分解性のPFASを可視・近紫外光で温和に分解する技術の開発 持続可能なフッ素リサイクルにむけて
講師:小林 洋一 氏(立命館大学生命科学部応用化学科 教授)

1.PFASの分解反応の現状

  1-1. フッ素材料の基礎

  1-2. PFASの定義と活用分野

  1-3. フッ素のマテリアルフロー

2.光化学の基礎と半導体ナノ結晶

  2-1 光とエネルギー緩和過程

  2-2 半導体ナノ結晶

3.導体ナノ結晶を用いたPFASの可視光分解

  3-1. 本研究に至ったきっかけ

  3-2. 分解反応の検証

  3-3. さまざまな条件での分解の検討

  3-4. フッ素樹脂の分解

       3-5. 低毒性半導体ナノ結晶への展開

4.今後の展望

本講演では、半導体ナノ結晶と可視LED光をもちいて、PFASの中でも特に安定性の高いパーフルオロオクタンソルホン酸(PFOS)、およびイオン交換膜として広く利用されているナフィオンをフッ素物イオンに効率的に分解できる技術について紹介する。基礎的な光化学、ナノ結晶の基礎、PFASの物性に関する基礎について説明したうえで、それらをどのように分解することできるかについて、実例をもとに説明する。講演者の技術の詳細をもとに、持続可能なフッ素リサイクル実現に向けた取り組み事例を紹介する。

【講師紹介】

第一部:礒部 晶 株式会社ISTL

第二部:交渉中

第三部:肥後 徹 氏栗田工業株式会社

第四部:小林 洋一 氏(立命館大学生命科学部応用化学科 教授)

20023月 私立滝高校(愛知) 卒業
20073月 関西学院大学理工学部化学科 卒業
20093月 同大学大学院理工学研究科化学専攻 博士課程前期課程 修了 (玉井尚登 研究室)
20113月 同大学院同学科同専攻 博士課程後期課程 修了(早期)(玉井尚登 研究室)
201110月~20138月 トロント大学 JSPS海外特別研究員  (Gregory D. Scholes 研究室)
20139月~20173月 青山学院大学理工学部化学・生命科学科 助教  (阿部 二朗 研究室)
20174月~ 立命館大学生命科学部応用化学科 准教授
202210月~ JSTさきがけ研究者「サステイナブル材料」(兼任)
20234月~ 立命館大学生命科学部応用化学科 教授 (受賞)

 

開催日時

2026年1月27日(金)13:00〜17:00

開催場所

【オンラインのみ】zoom

定員

オンライン:200名

受講料

個人参加(オンライン):30,800円(税込み)

◇ご講演資料の配布有無に関しては講師の皆様に一任しております。

◇開催7日前以降のキャンセルはお受けいたしかねますのでご了承ください。
(申し込まれた方がご都合の悪い場合は、代理の方がご出席ください)

◇帳票類のダウンロードについて
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